駆除・予防剤を投与するということは、人間にしろ動物にしろ、何らかの副作用が考えられることは否めません。ここでは、ネクスガードスペクトラの安全性についてみてみましょう。
ネクスガードスペクトラの有効成分
ネクスガードスペクトラがノミ・ダニに加え内部寄生虫更にはフィラリア予防にまで効き目があるのは皆さんもご存じの事かと思います。
ネクスガードスペクトラの有効成分はアフォキソラネルとミルべマイシンオキシムの2つから成り立っています。
有効成分のアフォキソラネルはノミとマダニに効果を発揮し、フィラリア予防とお腹の虫(犬回虫・犬小回虫・犬鉤虫・犬鞭虫)に効くミルべマイシンオキシムが配合されています。
有効成分のアフォキソラネルは哺乳類には安全であると確認されています。
30年近く使用されてきたミルベマイシンオキシムは有効成分としての歴史が長く、イベルメクチンなどと同じ系列の成分で、線虫類(フィラリア、回虫などの寄生虫)に対し予防・駆除効果が認められています。更には子犬への使用性も安全性が高く、コリー犬種の犬に対しても、用法・用量を守ることで安全に使用できるとされています。日本でもたくさんの獣医師の方がネクスガードスペクトラを勧めています。
副作用として見られる一般的な症状として、皮膚の乾燥、下痢、嗜眠、食欲不振があります。また因果関係は不明ですが、嘔吐があったとの報告もあるようです。
ですがこれらは一過性のもので、長続きはしないようです。
たくさんの飼い主さん、動物看護士の方もネクスガードスペクトラを投与しています。老犬にも安全とあって、子犬から老犬まで投与できるのは嬉しいですね。
安全性が高いネクスガードスペクトラ
2015年に販売開始以来、たくさんの飼い主さんに選ばれ購入されています。
ノミ・ダニ駆除予防、フィラリア予防、寄生虫対策が一粒でできるのは飼い主さんにとっても愛犬にとってもストレスレスとなります。
愛犬が喜んで食べてくれる様子は、人気の高い理由の一つとなっています。
どんなに安全なお物であれ、投与後には愛犬の様子を観察してあげることが大切です。
よくある質問
ネクスガードの危険性は?
2018年9月に、アメリカ食品局によるネクスガード、ブラべクト、シンパリカ、クレデリオなどの動物に使用する駆除・予防剤に対する有害な副作用を警告しています。イソキサゾリン系のノミ・マダニ駆除剤について、神経性副作用が起きる可能性があると促しています。有効成分アフォキソラネルはイソキサゾリンに属する殺虫、殺ダニ剤の一種です。
しかしこの副作用が起こる確率は大変低く、一過性の物が多いようです。この理由から、動物病院でも処方がされています。神経症状などの副作用(筋肉症状、運動失調、発作など)が見られたら、迷わず動物病院へ連れていきましょう。
ネクスガードスペクトラの副作用は?
下痢・軟便が起こると報告されています。フィラリアに感染している犬に駆除・予防剤を投与すると、元気がなくなる、食欲不振、嘔吐などが起こることがあるようです。
コリー系統の犬種には、他の犬種に比べると安全性が低いと言われていますが、用法・用量を守ることで問題ないとされています。
ネクスガードスペクトラは牛肉風味ですが、材料は大豆たんぱくとされています。大豆に対しアレルギーなどのある犬への投与は様子を見ることが大事です。
ネクスガードスペクトラのマダニへの効果は?
マダニに対しての効果は、24時間以内に99.2%を駆除、その効果は1ケ月持続し、30日後の調査でも99.4%の駆除率が確認されています。
ネクスガードスペクトラの与え方の注意点は?
噛まずに丸呑みすると効果が落ちる事があるようです。丸呑みしてしまう犬には砕いて与えたり、小さくして投与しましょう。丸呑みは腸閉塞の危険もあるので、与え方には注意が必要です。
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